「そらよりの日々」 一覧

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横転した車のなかで母は少女のように笑っていた

  雪の農道をゆっくり走る軽トラック。運転していたのは父。隣には母がいた。田んぼの中の1本道。車1台がやっと通れる幅しかない。雪が降るなんて年に1、2回あるかないかの土地だ。慎重であったはず ...

cat161206

(ネコナデ005)レンブラントの光に包まれお見送りのパステルミケ娘様

    なんだか神々しいお姿のパステルミケ娘様。「夜警」ならぬ「お留守番」のため家に残され「さみしいよ」オーラを猛烈に放っているところであります。 わが家の東隣は建物が近いため、や ...

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「最期に見ておきたいものは?」オランダの私設救急隊が取り組む、ある終末ケア

  ▲出典:Twitter @StAmbulancewens   ここはどこでしょう。ストレッチャーに乗った人物は何をしているのでしょう。 Twitterに投稿されたこの写真にはつ ...

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天国の殺人者

  ウィリアム・サローヤン(William Saroyan)という作家をご存じですか。アルメニア出身の小説家・戯曲家で、おもに1930年代から40年代にアメリカで活躍した人物です。 彼の作品 ...

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自分らしく、よりよく生きるためのヒント「パーソナル・ブランディング」

  企業のブランディングを、個人のブランディングに置き換えたらどうだろう、とずっと考えてきました。たとえばこのブログもそのフィールドワークの一つ。僕を「そらより」というブランドに置き換えたと ...

cutter_trable

刈払機(草刈機)のエンジンがかからない?スターターのひもが戻らない?

  11月に入り、今シーズン最後の草刈りに取り掛かろうという方が少なくないのでは。まったくおつかれさまでございます。 さて、そらよりも先週末に実家の休耕田の草刈りを終えてまいりましたが、その ...

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トワイライト -月と太陽が出逢うとき-

          月は言った 「あなたはずっと眩しかった その眩しさが憎いときもありました でも一人残されるのが こわくて、くやしくて 意地であなた ...

seawave

わからないことがあることをわかっていないこと

  息子に「君の名は。」は観ないの?と聞くと、同業者がただのミュージックビデオとやゆしてるくらいだから観ないと返ってきました。ちょっとちがうな、と感じ、たくさんの人がいいと思うものには何かし ...

imouto

  妹が小学校低学年のときです。宿題で創作物語を作文しました。いやがるのを無理矢理取り上げ読むと、それはこんな書き出しでした。 「ある家に3人ぼっちの家族が住んでいました」 当時の実家は祖父 ...

josiyugu

理系入試での「女子優遇」を大学側はなぜ「多様性」として抗弁しないのか

  先に態度を明確にしておきます。僕は「女子優遇」制度に賛成です。問題は「科学界の多様性」を社会に提言すべき教育界にありながら、その絶好の機会を得ているはずの大学側が明確なメッセージを出さず ...

kinmokusei

金木犀の香りが嫌い

2016年10月の言葉   DVを受けていた彼女は、離婚調停を申し立てました。その結果、なぜか幼い子どもたちの親権は夫に。身の回りのわずかな品を手に、家族と住んでいた社宅を出た日。生垣の金木 ...

今月の言葉アイキャッチ250

俺たちのアニキ、の名前

2016年9月の言葉   東京オリンピック直前の夏、僕は祖母の実家にいました。ささいなことですが繰り返し再生される記憶があります。 スイカを口いっぱいに頬張った僕は、座敷を走って横切り、きれ ...

hasedera

二つの観音像が彫られた。一つは大阪から海へと流された。鎌倉長谷寺縁起

  お盆の帰省中、鎌倉長谷寺に所縁のある方とお話しする機会を得ました。 鎌倉長谷寺の由来は奈良時代にさかのぼるとのことです。奈良県桜井市初瀬(はせ 古称はつせ)に長谷寺という同名の寺があり、 ...

sagiconbi

新米詐欺コンビの不出来な芝居

  土曜の午後リビングでうつらうつらとテレビを観ていると、近所を訪ねるセールスらしき声が外から聞こえる。そのうちこっちにもやってくるなと思っていたら案の定ピンポ~ン。重い腰を上げインターホン ...

今月の言葉アイキャッチ250

お母さんはいまお風呂

2016年8月の言葉   7月後半、立て続けに心象風景的なことを書いてしまったせいか「8月の言葉」が思い浮かびません。思いの丈を吐露しすぎて、吐き疲れたのかもしれません。へんなところに夏バテ ...

noyobare

野よばれ

  大叔父は、背が高く、笑顔を絶やさない男だった。10人兄弟の一番上が僕の祖母で、すぐ下の弟が大叔父だった。農業に篤い親は戦時中にお国から勲章をいただいている。それなりの家のお坊ちゃんだった ...

engawa

花が咲くのも

  花が散るのも雨と風。花が咲くのも雨と風。   明るい座敷に新聞紙を広げ、落花生の殻をむきながら祖母はぼそっとつぶやいた。思春期にあった僕はその意味を尋ね、なるほどうまいことを言 ...

yohsei

夭逝

  深い雑木林の坂道をつらつら登った頂上に、その火葬場はある。老朽化して何度か建て替えの話はあったが、周辺への新たな補償問題などが障害となり、立ち消えとなっていた。煤けたコンクリートの小さな ...

bus

マリアと仏像

  その子は路線バスで幼稚園に通っていた。 農業・漁業以外にこれといった産業もないひなびた田舎町に専用の送迎バスなど望むべくもない。園児は首から定期券をぶら下げ、大人たちといっしょに街まで通 ...

sobonohimitsu

祖母の秘密

  幼い頃、祖母は「ある場所」によく連れて行ってくれた。 バスに1時間ほど揺られた先の、終点にある、栄えた街。今はすっかり寂れてしまったが、当時は駅前に大きな車庫型のバスターミナルがあり、目 ...

niwaki

ある植木職人の結婚

生真面目な植木職人がいた。夜明け前に仕事を始め、手元が見えなくなるまで枝を挟んだ。 早朝、家の者が寝ていると大きな声で怒鳴った。 「お~い、起きろお。いつまで寝てやがんだあ」 しばらくするとパチン、パ ...

ボンネットバス

母の里帰り

母の実家は山里の長閑な場所にありました。 代々半農半漁で生計を立てていた僕の生家は海のそばにあり、住人の気性は荒い。血筋のバランスを考慮したのか、嫁は比較的おっとりした人の多い山方から迎えられました。 ...

母の七夕

母の七夕

  今年81歳になる母は実家にひとりで暮らしています。庭に隣接する畑で花や野菜を育てるのを唯一の楽しみにしていました。しかしここ数年畑に立つことが少なくなり、広い座敷にぽつねんと座る姿が目立 ...

今月の言葉アイキャッチ250

花といふ花の花の夢

2016年7月の言葉   ここ数ヵ月、ドナルド・キーンの「百代の過客(はくたいのかかく)」を読んでいます。電車通勤をしていた頃は、なかなかのペースで本を読んでいたのですが、通勤がなくなった今 ...

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ありがとう

2016年6月の言葉   食事に出かけた際の「ありがとう」に心を乱されることがあります。たとえば注文したものがサーブされます。すかさず「ありがとう」と言う人がいる。それがスプーンや箸を落とし ...

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