そらより

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「マツコとマツコ」が見せてくれた電気羊の夢のプロローグ

      2015/12/28

日本テレビ系のバラエティ番組「マツコとマツコ」が2015年9月28日放送を終えました。これまで笑って見ていたマツコロイドでしたが、最後は愛おしくなってしまいました。マツコよりマツコロイドが好き、今ではそんな気さえします。 さて「マツコとマツコ」はアンドロイドと人間の関係性を探る嚆矢となった実験番組であったわけですが、そらよりはそこに映画「ブレードランナー」の仮説検証を見たのでありました。 たとえば共同生活でミッツが放った「生まれてさえいない」という言葉は、アンドロイドの悲しさを指摘しており、「ブレードランナー」が問い掛けたテーマに通底するものでした。それはいつか感情を持ったマツコロイドが口にするであろう苦悩に違いありません。 また漫才やアイドルとの共演などをこなすマツコロイドを見たマツコが「自分を超えて独り歩きしていく恐怖」を語ったのも、劣った存在である人間の素直な感情であり、映画でデッカードが感じたものと同じです。あの屋上での死闘が、笑いを散りばめたバラエティという土俵で繰り広げられていたわけです。 人間とロボットの狭間を漂いながら、人間を超えて行く者としてアンドロイドはこれからどこに向かうのだろう。そんな空想を発展させる上で、まったくタイムリーなTV番組であったと思います。 マツコとマツコpexels-photo355 マツコロイドの御茶の水博士・石黒浩教授(大阪大学)は、運動能力に傾倒しがちだったロボット開発ブームの中にあり、リアルなスキン(肌)と表情による仮想的な肉体を持つ、いわば「バーチャル・パーソン」を提案してきました。超リアルな美人受付嬢の再現に挑戦している教授の姿は、当初は奇異に見えましたが、マツコロイドに至りフリークスの面影は消えていました。 知の進化を追い求めてきたAIは期待の一方で限界が露呈し始めています。一方「バーチャル・パーソン」としてのアンドロイドは相手の感情に直接訴える複雑なインターフェースを持ち、ロジックだけでは乗り越えられないコミュニケーションの壁を取り払ってくれる。マツコロイドはそんな役割も実証してみせてくれました。 アクションと知とインターフェースが融合するにはまだ早い。アンドロイドの夜明け前。「マツコとマツコ」は東の空に鋭い一鳴きを轟かせ去って行きました。 マツコとマツコ355

▲引用:日本テレビホームページ(現在、この番組は放送を終了しています)
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