「そらよりの日々」 一覧

日常の出来事と思いを書いています。想い出や心に響いたことを記した「想ふこと在りて」、飼い猫への過剰な愛を綴った「ネコナデ」、新しい視点のヒントにしてほしい「視座ぶとん」、よい話ばかりを集めた「愛でたきこと」、若干センチメンタルな「故郷にて」で構成。そらよりらしさがもっともにじむカテゴリーです。

カテゴリ一覧

memoryoftheplace

むかし古いお堂のあったところ

  薄暗い部屋のなか、老婆たちが車座になり念仏を唱えている。じゃらじゃらと音がするので目を凝らすと、全員の膝の上に大きく黒光りした玉が載っていた。左から右へとリズミカルに移動する玉。一つの大 ...

kazuoishiguro

カズオ・イシグロの2冊と僕が子ども時代を語る理由

僕はカズオ・イシグロの本を2冊しか読んでいません。「日の名残り」と「わたしを離さないで」です。しかし、彼の小説家としての動機は、作品をとおして僕の心を揺さぶり、僕が子どものころの郷愁を言葉に残す出発点 ...

shokupan

食パンの、美味しい想い出

子どものころ、家は農家で、田植えや稲刈りの時分にはお昼ごはんをつくる暇がなくなります。するとよくお店から買ってきたパンが用意されました。     たのしみだったのがサンドイッチでし ...

secretgarden

秘密の中庭

初恋の話をしようと思います。 中学1年生のころ、なんとなくいいなと思う女の子がいました。やせていて背が高く、主だったグループからはちょっと距離を置いている。笑顔を見せることはあまりなく、謎めいた視線が ...

countrydialect

消えつつあるこごろましい故郷の言葉

  中学2年生のとき、新任の女先生が口を酸っぱくして言ったのが「正しい言葉遣い」でした。なにしろ田舎で、海辺の村でしたから、大人たちは気性が荒く、言葉も乱暴でした。子どもたちも当然、それに準 ...

iine696

Twitter(ツイッター)で僕が「リツイート」ではなく「いいね」を選ぶとき

Twitterで「リツイート」されるとうれしいですよね。「拡散希望」「RT」などと付記して投稿する人もいます。でも閲覧する側からすると、これは「リツイート」ではなく「いいね」に留めておこうと思うことが ...

issyopan

一升餅ならぬ一升パン!1歳の誕生日に超特大パンがやってきた!

孫の1歳の誕生日に、息子夫婦が一升パンをネット注文しました。お嫁さんのご両親を招き、こじんまりとしたパーティをわが家で開くことになっていたので、それがうちに届いたのですが、あまりのデカさにびっくりでし ...

tsumiki01

息子が使った30年前の積み木を洗う

古い積み木を物置きから取り出し、洗いました。初めて授かった息子のために30年前に購入し、その後産まれた娘と二人がお世話になった積み木です。 さんざんなめ回し、積んでは崩し、プラレールの街になり、やがて ...

konrinzai

金輪際と僧

昔、一人の僧がいた。岩と砂の大地を西へ、西へと歩いていた。 腹の底をえぐるようなひもじさと酷暑極寒の鞭打つような痛み、森や夜の闇に潜む獣と幻影の恐怖に耐え、ただ前へ。まるで生と死の淵を彷徨うような旅を ...

yamakagashi

少年たちの神となったヤマカガシ

僕はヘビが苦手です。あのヌメっとした棒がくねくねと前へ進む異様な姿に怖気を覚えます。しかしドジョウやウナギはぜんぜん平気なので、やはり子どものころの教えがその後のヘビ嫌いを育てたのだと思います。 &n ...

kaiitan03_1

怪異譚 | 玄関向こうの虚ろな「こんばんは」と墓山からの呼び声

僕が体験した不思議なこと、じっさいに見たこと、聞いたことをご紹介しています。第3回は虚空から放たれた声のお話です。   くつろぎの時間を一瞬で凍らせた「声の訪問者」 Jeroen Andel ...

ai

AIが共謀罪を容赦なく告発するすばらしい新世界

  Sean Brown   空想は現実へ 家庭用ロボットの誕生を持ち出すまでもなく、すぐれたSF作家が言語化した未来は、遅かれ早かれ実現されるものと思っています。 フィリップ・K ...

eraitoha01

「エラい」という言葉の名誉と、僕の自由のために

  漫画家さわぐちけいすけ氏のツイートが話題です。 「結婚している人はエラい 子どもがいればもっとエラい」という社会の風潮に一石を投じています。おっしゃっていることはとてもまっとうで共感でき ...

murasakikatabami01

夫婦の価値観の相違と、それを認めあうということ

  なぜか小さな花に惹かれます。だから庭の草取りをしても小さな花を咲かせる雑草を抜き取ってしまうのが忍びない。 いつか野生のスミレ草ばかりを残していたら、それを好物とする蛾が卵を産み付け、庭 ...

yamatsutsuji

メダカとモウセンゴケと山つつじの頃

  遠浅の海となだらかな丘陵の間にできた狭い土地に、僕の産まれた村はあった。 平地が丘陵地帯の奥まで入り組んで、谷状となったどん詰まりでは清水が湧き出ていた。そこは谷津(やつ)と呼ばれ、村か ...

EGT260DX02

草刈機(刈払機)の燃料混合比50対1を守らないとどうなるか?どうしたか?

  まずお断りしておきます。本機「やまびこエコーEGT260DX」にまったく罪はございません。すべてこのドシロートが誤った使い方をした結果、自ら不具合を招いただけなのであります。 結論から先 ...

ichirinsha00

一輪車(手押し)のパンク修理!バルブ交換&タイヤ交換の詳しい方法と失敗しないコツ

  一輪車(手押し車・ネコ)のパンクを修理する機会があったので、その方法をシェアします。タイヤ交換についてはじつはある調節に失敗すると使い勝手が大きく損なわれます。すでにいくつかの紹介ページ ...

zundara01

ズンダラ。ジョシチニー。ノムル。わが家で誕生したヘンな言葉たち

    新婚時代、二人だけのヒミツをたのしむようにさまざまな隠語を発明しました。いっしょに暮らすということ、人生の同じ時間をわかちあうということ、その愛おしさが募り募って、独自の言 ...

shimauma03

「しまうまプリントの思う壺」とTwitterでディスったら公式から「いいね」がきたお話

  いやはや「しまうまプリント」さんには一本取られてしまいました。いっきに大ファンになりました。 じつは先日連れ合いが孫の写真を大量に発注したのです。そのとき僕はこんなツイートをしました。 ...

170502mugislife02

(ネコナデ007)パステルミケ娘様、お声がお漏れになられる

  毎朝寝室にやって来て、寝ている僕のベッドサイドで「早く起きなさいよ」「猫草をいただく時間よ」と催促するパステルミケ娘様。とってもおしゃべりで、お腹を撫でてもらうときも、気持ちよくてつい声 ...

enishinotsui

70年の縁の終わりに学んだこと

  人の思いに心が動かされたので、誤解を恐れず書きます。不適切な表記もあるかもしれませんが、昔のことを正しく記述するためです。ご容赦ください。 僕が生まれる前、田植えや稲刈りの時期は人手が足 ...

tanetsukebana

種漬花

  地植えの水仙を鉢に植え替えて数年。南向きの花台のいちばん日当たりのよい場所に置かれた鉢は、期待に反し、今年も葉ばかりで花は一輪しか咲きませんでした。それもすでに枯れ、文字通り葉のみとなっ ...

kumatorisunooyatsu

絵本の想い出 01|きいちごぽちんぽちん「くまとりすの おやつ」

  子どもたちへの絵本の読み聞かせは、おもに僕が担当していました。「もう寝なさい」と母に告げられると、最後のあがきとして呼ばれ、2段ベッドでのお話タイムが始まります。絵本だけでなく、僕が子ど ...

woodcarving01

ヘタクソを味と信じて作ってみた、ちょっといびつな木の器

  小さいときから絵を描くのが好きで、実家の古い柱にいたずら書きをしては怒られたものです。あれはたしか5歳の節句のときです。母親があちこち描いて困ると客前でこぼしたのでしょう。招かれていた祖 ...

spring_lover

帰りの電車で

  「夏らしい雲」と彼女は言った。 ドラマの主人公がいかにも放ちそうな月並みな言葉だが、空気が一変したのは確かだった。 春を数週間先取りしたような陽気の3月。郊外を走る電車。彼女は途中駅で乗 ...

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