結婚式の引き出物なので、あまり期待していなかったのですが、とっても美味しいスイーツに出会いました。 それがこれ「ちゃたまやプリン」です。
ギフトセットの中から選び、ハガキを送り、3週間待ち、クール宅急便ではるばる長野からやって来ました。
プラスチックの容器に、インクジェットプリンター?で印刷した可愛いラベル紙が黄色い輪ゴムで留められています。手作り感たっぷりなパッケージに、心尽くしと丁寧さが感じられ、かえって期待が膨らみます。
やまびこに耳をそばだて
フタを開けるとこの通り。普通のプリンと特段変わったところは見られません。
でも、ひとさじすくい、すぐに只者ではないことを察します。キメが細かくしっとりしていながら、柔らかすぎず塊がしっかりスプーンについてくる。濃厚な味わいが出会ったその場で確信できました。
まずはカラメルなしで、ひと口。強烈な甘さを覚悟していたのですが、そんな媚はどこにも見当たりません。控えめな甘さがなめらかな口どけと共に広がり、喉にやさしく流れ落ちていきます。鼻から卵とバニラの濃厚な風味が抜けていきます。
次は底の方からカラメルをすくって、いっしょに。しっかりとした甘さが加わり、美味しさのエッジが立ちました。遠景から近景へ。あるいはやまびこから対話へ。僕の正面に実直なプリンが座しています。
底にはたっぷりと甘いカラメルが。
こうなると、もう止まりません。あっという間のご馳走様でした。
卵が甘い!美味しさの秘密はそこに
引き出物のセットには鶏卵もついて来ました。「浅間小町鶏卵」というブランド卵だそうです。同封のリーフレットによると
「農林水産祭畜産共振会鶏卵の部で第一席となり最優秀賞受賞。長野県知事賞も受賞した唯一のたまごです」
▲引用:信州のたまごや ブラウンエッグファーム直営店 ちゃたまや リーフレット
とのこと。じつは「ちゃたまやプリン」はこの卵から作れているそうです。
ごめんなさい。すでに僕が2個、連れ合いが1個食べてしまいました。
スーパーで売っている赤い卵より、さらに濃い色の「浅間小町」。ちょうど同じ頃わが家にやって来た頂き物の新米があったので、土鍋のほかほか炊き立てからお茶碗にすくい、卵かけごはんにしていただきました。そこで驚いたのが卵にほんのりとした甘さがあったのです。これで納得。「ちゃたまプリン」の美味しさの正体はこの卵にありました。
2015年10月現在「ちゃたまやプリン」はネットで取り寄せることが出来ません。長野県佐久市にある「ちゃたまや浅科店」でのみの販売となっています。たくさんの人におススメしたいところですが、残念。下にお店のホームページへのリンクを掲載しておきますので、興味のある方はぜひ足を延ばしてみてください。プリンと卵、どちらも絶品です。
オフィシャルサイト ちゃたまや