せっかくの鯛カブトの味噌鍋がクサい!

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redsnappersoup

 

昨日はつれあいが風邪でダウンということで、夕食の準備も僕がやることになりました。熱を出して布団にくるまっている状態なので、温まるものがよいだろうと思いまして、季節外れの鍋料理です。

いや、というのもナニカ ヨイ オカズ ハ ナイダロカ?とスーパーの食品売り場をうろついていると鮮魚コーナーに激安の鯛のカブト(頭の切り落とし)が売っていたのです。270円の最初の値札シールに何度か上貼りされ「最終価格」とドデカく書かれた値段は160円。アラ オヤスイジャ ゴザイマセン?と唇の端に当てていた手のひらを素早く棚に伸ばし、買い物かごにぶち込んだのでありました。

カブトだけでは食べるところが少ないと思いアメリカ産のタラの切り身も買い求めました。

さて、勇んで帰宅し、料理レシピサイトで鯛の鍋料理を検索。昼に甘辛しょうゆ味のひき肉うどんをこしらえたので、味かぶりはまずい。鯛といえば塩味ですが、こちらはつれあいのお好みではない。というわけで味噌味で作ることにしました。

レシピどおり、昆布から出汁を取り、鯛を湯がきました。出汁を取ったカブトはいったん取り出し、骨と身を別けました。味噌をベースにした味つけも分量どおり。

そのほかの具材は冷蔵庫にあるものでアレンジです。長ネギ。ニンジン。大根。舞茸。鶏もも肉。そしてアメリカ産のタラ。こちらは塩味付きということなので、それが正しいのかどうかはわかりませんがいったん水洗いして投入しました。

あっ、それと。レシピでは出汁が沸騰する前に昆布を取り出す、とありましたが、わが家ではよく鍋の最後にキッチンハサミで切り分けているので、今回はアッチアッチと言いながら沸騰する鍋のなかでひと口サイズに切ってみました。

さて、すべてを投入し、グツグツ煮ること15分。ここで味見です.

ん? んん? んんんんん? 

生臭い!

鯛のお吸い物ってこんなに強烈だったっけ?

いや、確かに臭い。

防波堤で干からびた魚でも拾ってきた? それぐらいのリアリティで潮の匂いが鼻を通り抜けます。もう部屋中が魚市場。というか、はっきり磯〇水産。

でも、もしかしたら気のせいかもしれないですしね。こういうもんかもしれない。味と匂いの判断はつれあいに任せよう、と気を取り直し、1時間寝かせ、夕食本番を迎えます。

食卓に登場したつれあいは、しかしゾンビ状態。頭の上にポヨヨヨヨ~ンのクルクル線と白丸が見えるくらいボーっとしており、熱のせいで関節が痛いとうめいています。薬を飲むために少しでもご飯を口にする、と気力を絞りますが、せっかくの鯛カブトの味噌鍋はほんの数口すすっただけ。「ありがとう美味しいよ」と言ってはくれますが、きっと味なんか感じていないでしょう。

とはいえ、これだけ弱った人に与えても拒否反応を示さなかったというのは、これはこれでそんなに間違ったものでもないらしいと推測できます。僕もすすってみると調理中より味が落ち着き、臭みがいくぶん旨味に変わったように感じなくもありません。

しかしいかんせん、強烈な磯風味。食事を終えても、お風呂に入っても、灼熱のシーウィンドが鼻のあちこちの隙間から入り込んできます。

さて、大量に出来上がってしまったそんな鯛カブトの味噌鍋。今日のお昼ご飯にうどんにして出す予定です。体調がいくぶん戻ったつれあいと寝起きの娘ちゃんはどんな判定をくだすのか。たのしみでもあり、おそろしくもある午前11時です。

そして、ご報告。

これが意外にも大好評でした。食欲の戻ったつれあいも、夕べ遅くに帰ってきた娘ちゃんも、それぞれうどんひと玉をぺろりと平げ、スープはさすがに飲み干してはありませんでしたが、濃厚で美味しかったそうです。

じつは激安鯛カブトが傷んでいたのかな?とか、タラの切り身はよけいだったかな?とか、昆布を切って煮込んだのが原因かな?とか、いろいろ疑っていたのです。でも、どれがわるいわけではなく、鯛カブトの味噌鍋ってきっとそういうものなんですね。

香り豊かな海の幸。最初は角が立っておりますが、煮込むほどに山の者とも折り合いがつきまして、まったり馴染んでくる。二日目ともなりますと、すっかり打ち解け、肩を抱き合っての春の宴。よい調べとなりました。いや、たいへん失礼しました。

 

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sunnydayfunny

昭和半ば生まれのおじさんです。妻と娘と猫と金魚と東京西部にひっそり暮らしています。息子夫婦に孫娘ちゃんもいます。「くらしとこころにそらより」うるおいを降り注ぐ記事をめざしています。

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