チキンカレーは鶏モモ肉を焦げ目がつくまで炒め、煮込みながらほぐしたのが好きなそらよりです。
レトルトカレーといえば大塚の「ボンカレー」で育ち、近年はいなばの「ツナとタイカレー」にはまりました。
そんな僕がいまドはまりしているのが無印良品の「素材を生かしたカレー スパイシーチキン」です。今回は「バターチキン」と食べ比べてみたので、その感想をシェアします。
辛い、甘いだけで選んではいけない
まず、こちらが商品パッケージです。
左が「スパイシーチキン」で、右が「バターチキン」。
「スパイシーチキン」には「ガラムマサラの香りを生かしたスパイシーな味わいのインドカレー」とあります。辛さは5段階の「4」です。
一方「バターチキン」は「ギー(バターオイル)をつかい、まろやかに仕あげました」とあります。辛さは5段階の「2」です。
ちょっと本格的なカレーが食べたいなとお店で手に取ったとき、わかりやすい表示になっており、辛いのがいいから「スパイシーチキン」、辛いのが苦手だから「バターチキン」と迷うことなく選べるようになっています。
しかし、じっさいに食べ比べてみると辛さだけでなく味の個性がまったく異なっているので注意が必要です。辛党でも「バターチキン」は味わってソンがないし、甘党でも「スパイシーチキン」は香りが楽しめる、どちらも憎い商品に仕上がっているからです。
ごはん2杯でもいける量
お皿に盛るつけたのがこちらです。順番が逆でごめんなさい。右がチキンで左がバターです。
パッケージ写真と比べるとさすがに肉塊の比率は小さいです。しかし全体の分量としては十分。写真はごはんお茶碗1杯分ですが、普段はこのカレー1個でごはん2杯分いけちゃいます。
パッケージを確認するとどちらも1人前180gとあります。ほかのメーカーのレトルトカレーと比べ、容量が特段多いわけではないのですが、味がしっかりしているからでしょうか、ごはん1杯分では汁が余りがちです。
ゆで卵はもちろん別。レトルトカレーを温めるため鍋に水を張り、火をつける、最初から卵は入れておきました。レトルトカレー指定の温め時間は7分。卵がちょうどよい加減にゆであがります。
豊かな個性の2商品
さて実食。
僕にとっておなじみの「スパイシーチキン」は、安定の旨さ。濃厚なガラムマサラの香りが口から鼻に抜け、本格インドの味わいをたのしませてくれます。先ほど小さいと評した鶏肉ですが、スプーンで軽く崩れるほどしみこんだ味がアクセントに。これでまたごはんが進んでしまうのです。
辛さはそれなりに効いていますが、普段からにんにくたっぷりの辛いカレーを作っている僕にすれば驚くほどではありませんでした。これなら甘口を選ぶ人でも十分にいけるのではないでしょうか。
おうちでつくるとこれほどの風味は出せません。ガラムマサラ。安くないですからね。本格カレー店に行ったと思えば1個税込350円は相当のコスパ高と言えます。
そして「バターチキン」。こちらはバターによってやや黄色みを帯びています。口に運んでみるととにかくまろやか。本格カレーの複雑な味わいをバターオイルがしっかり包み込み、オーケストラが奏でるシンフォニーのような繊細さをもって舌をたのしませてくれます。
食べ進むうちに鼻の奥がクーンとなる、コクと旨味がしっかりつまったカレーです。
ぜいたくを言えば、こちらとスパイシーを半々でごはん2杯分をいきたい。これはこれで贅沢な本格カレーの愉悦に満ちています。
栄養成分と安全性
栄養成分値は左が「スパイシーチキン」、右が「バターチキン」です。カロリーが高く、塩分も多いのが「スパイシーチキン」です。
どちらも化学調味料、合成着色料、香料は使用していません。
結論
「スパイシーチキン」と「バターチキン」。どちらも美味しいのでおススメです。これからもしばらくわが家の常備品となりそうです。
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