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雨戸のないガラス窓の場合、台風などの強い風による風圧をダイレクトに受けてしまい最悪割れてしまう恐れがあります。あるいは風に飛ばされた木材や金属などによって破損することも。
その際、窓に直接テープを貼ることで、強度を高める、あるいはガラスの飛散を抑える効果が期待できるとされています。
2019年10月12日追記
「テープを窓ガラスに貼ると強度が下がる(出典:Twitter @sakai_web)」というツイートが話題を呼んでいます。ガジェット通信も取り上げています。論文になっているということで僕らの常識に疑問符がつきました。割れた後、ガラスが遠くヘ飛び散らないようにするためには粘着力の比較的強い布テープが有効ですが、反面強度を一層下げる恐れもあるようです。念のためご報告しておきます。なお、テープを貼ることについてはYKK apに取材したFNNのポストが参考になるでしょう。
▲外壁塗装中のため足場が架設されていました
窓に貼るテープは一般的に養生テープが推奨されているようですが、わが家ではコストと強度が圧倒的に優れる布テープを使っています。
モノタロウならコストが約半分になる商品が
個人事業主なら誰でも登録できるモノタロウがとにかく安い。
たとえば幅50mm×長さ25mの養生テープと布テープの低価格帯商品を比べてみると
養生テープ 強粘着 ポリエチレンクロス
1巻259円(税別)
幅50mm×長さ25m 厚さ0.145mm
引張強度(N/25mm):54
粘着力(N/25mm):4
参考:モノタロウ/2019年9月9日現在
布テープ
1巻139円(税別)
幅50mm×長さ25m 厚さ0.19mm
引張強度(N/25mm):94
粘着力(N/25mm):8
参考:モノタロウ/2019年9月9日現在
布テープは養生テープの54%の価格(2019年9月9日現在)で販売されています。ガラス窓の養生に惜しげもなく貼れる手軽さが何よりありがたいです。
もちろんご存知のように、布テープは養生テープと同じように手で垂直に切り取ることができます。
一般の方は「インターネットホームセンター IHC.MonotaRo」でモノタロウの掲載商品と同等のものを購入することができますが、ややお高めです。それでも布テープの価格は養生テープに比べお安くなっています。
さらに布テープは強度が1.7倍
上の比較を再度ご覧ください。
引張強度が養生テープが「引張強度(N/25mm):54」であるのに対し、布テープは「引張強度(N/25mm):94」となっています。
さて引張強度(N/25mm)とは何でしょう。メーカーによると
粘着テープの両端を引っ張り、切断した時の力です。
数値が大きいほど、基材の強度が高いといえます。
とのこと。
つまりこちらの商品の場合、布テープは養生テープより1.7倍の強度があると評価できます。
また粘着力でも2倍の強度であることが確認できます。
布テープは切れにくく、粘着力も強い。ガラス窓の破損対策に、より適してるのはどちらか一目瞭然ではないでしょうか。
粘着糊がガラス窓に付着しやすいの?
これほどまでにガラス窓の養生に適している布テープですが、なぜ養生テープに関心が集まるのでしょう。
それはたぶん粘着糊の付着が過度に心配されていることによるものだと思います。
養生テープは剥がしやすいことが特徴ですが、じつは粘着糊が完璧に付かないわけではありません。
そして布テープはみなさんが心配するほど粘着糊が付きやすいわけでもないのです。
たとえばガラス窓に布テープを貼り、1晩(およそ12時間)経過した場合
粘着糊がガラス窓に付着しやすいのは、上の画像の赤丸で示したテープがよれている部分です。
テープをはがしてみると筋状に粘着糊が残っているのがわかります。しかしほかの部分はきれいにはがれています。
時間の経過とともに糊がつきやすくなるのは養生テープも布テープも同じこと。一晩で剥がすなら、さほど問題ではありません。
ガラス窓の糊を落とすには
もしも粘着糊のあとがガラス窓に残ってしまったら、僕は柔らかい布とベンジンで拭き取っています。
布にベンジンを含ませ軽く拭うだけで跡形もなく粘着糊が落とせます。
台風対策なら養生テープより布テープ
以上、コスパと強度で、わが家では布テープがガラス窓の台風対策の主役です。
今シーズンもまだまだ台風がやってきそうです。増税前ということで、さきほど26巻も買いだめしてしまいました。
興味のある方は、ぜひ一度お試しください。
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