S&B「きざみ青じそ」ペーストが巷で人気と耳に入ったので、さっそく購入してみました。
夕飯の「鯵のなめろう」の薬味として試食し、気付いた点が三つあります。
【其の一】チューブからつい出し過ぎちゃう
従来の「わさび」や「からし」などの薬味ペーストとは異なり、ペーストの素材自体が柔らかいんです。「練り物」というより「粘度の強いドレッシング」というイメージ。だから慣れないとつい強く容器を押し、中身を出し過ぎてしまいます。
このなめろうにもちょっと出し過ぎ!
内容量は38gと多くないので(もちろん美味しいので)、あっという間に使い切ってしまいます。適量を絞り出すよう、気を付けたいところです。
【其の二】思いのほか塩味がしっかり
まずS&B「きざみ青じそ」ペーストだけをお箸でつまみ舐めてみました。青じそ味だけかと思っていましたが、意外にも塩味がしっかりしていました。
パッケージに書かれている栄養成分を確認すると
【栄養成分】10gあたり
エネルギー 10kcal
たんぱく質 0.1g
脂質 0.2g
炭水化物 2.0g
食塩相当量 0.5g
とあります。
S&Bのほかのペースト商品と食塩相当量のみを比べてみると
「おろし生わさび」0.8g
「ねりからし」0.9g
「おろし生にんにく」0.6g
「きざみ青じそ」0.5g
「おろし生しょうが」0.1g
となり中間のレベル。
強い刺激の求められる「わさび」「からし」の食塩相当量が多く、逆に風味がたいせつな「おろし生しょうが」が極端に少なくなっています。
「きざみ青じそ」は「おろし生にんにく」と同レベルであることがわかりました。ただこのふたつはそれぞれ別の理由でこのポジションにあるものと思われます。
「にんにく」は刺激が強いので塩分は比較的控えめになったのでしょう。一方「青じそ」は風味だけでは味にパンチを欠き、あえて塩味を加えることでアクセントをつけたものと思われます。
単体では気にするほどではないにしても、前項の「チューブからつい出し過ぎちゃう」という点も考慮し、お醤油との併用時には塩分の摂り過ぎに注意したいところです。
今回の「鯵のなめろう」は味噌が少なく淡白な味付けでした。最初に「きざみ青じそ」だけをつけて食べてみたら物足りませんでした。つぎにお醤油を少し垂らし「きざみ青じそ」をつけてみたら、これがベストマッチ。お刺身には、いつもよりお醤油控えめで利用するのがよいようです。
【其の三】やはり生の青じその葉もストックしておきたい
わが家では従来生の青じその葉を冷蔵庫にストックしていました。蓋のできる円筒形の小さなガラス容器の下5mmほどに水を張り、しその葉の茎をその水に浸して鮮度を保ちます。それでも1週間もすると葉の先が黒く溶け、傷んでしまうのが常でした。
一方S&B「きざみ青じそ」ペーストは開封せず、涼しいところに保存しておけばおよそ1年間の賞味期限が保たれます。開封しても冷蔵庫に保存すればある程度長持ちするようです。
いつでもしそ味をたのしめる点においてとても優れた商品ということができるでしょう。
しかし、刻んだ葉の青青とした鮮度たっぷりなシズル感も、なかなかに捨てがたいものがあります。
僕はたらこスパゲティをよく作るのですが、やはりここには焼いた刻み海苔と細く刻んだ青じその葉が欠かせません。
見た目の美味しさも大事にしたいときは、やはり新鮮な青じその葉が欠かせません。
まとめ
「チューブからつい出し過ぎちゃう」「思いのほか塩味がしっかり」という点からお醤油併用時のS&B「きざみ青じそ」ペーストは塩分を摂り過ぎないように注意しましょう。
見た目も味の大切な要素です。いざというときのために生の青じその葉も随時ストックしておき、ペーストと使い分けるようにするとよいと思います。
以上をふまえつつ、S&B「きざみ青じそ」ペーストは、大好きなしそ風味をいつでも手軽にたのしめるという点で僕の必需品となることは確実です。今日もごちそうさまです、S&Bさん。
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