数年前から「年の差婚」がブームです。人気キャスターや人気女優、人気歌手が、歳の離れた素敵な男性をゲットされ、あんなカップルになりたいと思った人も多いのでは。
タレントのみなさんはどうかわかりませんが、一般女性に関しては、背景に婚活ブーム、若年男性の「草食化」などがあるようです。経済力があり、頼りがいのある点が年上男性の人気の理由。年が離れているのでライバル心も生まれず、互いを思いやれる関係もよいようです。
しかし一方で、デメリットもあるようですよ。ネット上のコメントを見ると「加齢による容貌の変化」「体力・精力の低下」「介護」「定年後の収入」「先立たれた後の自立」などがチラホラ。 さて、酸いも甘いもある「年の差婚」、いったいどれくらいの年齢差であれば、ちょうどよいのでしょう。じつは、それを割り出す法則が、欧米にあったんです。
それがこちら
「half-your-age-plus-seven」の法則
「half-your-age-plus-seven」とは結婚（交際）相手を選ぼうとする人に忠告する決まり文句。欧米では古くから言い伝えられているようです。直訳すると「あなた（自分）の年齢の半分に７を足す」。数式に表すと次のようになります。 
英国の国勢調査が起源？
法則の発見者は不明、「1901年から」の意見も
ネット上では「研究者がいる」ような記述も散見されますが、詳細は不明です。ただしソーシャルブックマークサイト“reddit”にこんな記述がありました。
TIL the “half your age plus seven” rule for dating has been around since at least 1901.
▲引用：reddit
つまり「『half-your-age-plus-seven』の法則は、少なくとも1901年以降見られる」ということなのです。1901年はイギリスで11回目の人口調査が行われた年です。これは推測ですが、その調査データから、結婚生活が長く続く夫婦の年齢組み合わせパターンのようなものが判明したのではないでしょうか。
最低年齢は14歳同士
米国「ロミオとジュリエット」法にも一致
米国に興味深い法律があります。一般に「ロミオとジュリエット」法と呼ばれるもので、若年者の性交渉年齢を規定し、性的虐待を防止するため、現在2つの州で施行されています。
【カンザス州の場合】 13歳以上18歳未満の子どもによる同意にもとづく性行為について、相手との年齢差が4歳以内であれば罰しない
▲引用：ウィキペディア
【テキサス州の場合】 性交同意年齢は17歳ですが、この法律により、双方が14歳以上でしかも年齢差が3歳以内であれば、同意のもとの性交渉は合法とされます。
▲引用：みやきち日記
では、「ロミオとジュリエット」法に「half-your-age-plus-seven」の法則を当てはめてみましょう。つまり性交渉（=交際とすると）の最低年齢は何歳がおススメなのか？ 「Wolfram Alpha」という世界的に有名なオンライン検索サービスで答えを求めている人がいます。 「half-your-age-plus-seven」の法則で、「自分よりも同年齢以下で、かつ相手にとっても同年齢以下」という条件を探ったら、なんと14歳同士という答えが返ってきました。 すごい！！ テキサス州法が規定する「14歳以上」というのは、まさにこの法則と一致しているんですよね。社会通念や生理的な部分に照らし合わせてみても不都合のない法則だということがわかります。
年上パターンも
お相手が年上の場合は？
「half-your-age-plus-seven」の法則を応用して、自分より年上の人を選ぶときの最適年齢も求めることができます。
つまり、相手にとって、年下の場合を考えるのです。28歳の方にとって年上の最適年齢のお相手は2×28－14で42歳となります。これを逆に言えば、42歳の方にとって、年下の最適年齢のお相手は28歳となるわけです。 うん。なんとなくお似合いな感じがしますね。あなたも気になる方がいらっしゃったら、ぜひ計算してみてください。もしも年齢差がぴったりだったら、どうするかって？ そんなのあなた次第じゃないですかあ。ファイトです。
コメント