突然やって来たわが家の成城石井ブーム。詳しくはこちらのページをご覧ください、というわけで、二つ目のお買い物はドライアプリコット(干しあんず)です。
連れ合いがとにかくドライフルーツ好きときており、中でもあんずには一家言の持ち主。新しい乾物屋さん、輸入食品店、有機自然食品店などを見つけると必ずと言ってよいほど乾燥あんずを物色します。
で、目ざとく見つけたわけです。「あっ」と言うから視線の先を追うとありました。ドライアプリコット。手に取り「保存料・着色料不使用」を確認。ちゃんとしているから、きっと美味しい。彼女の見立ての根拠はシンプルですが、だからまず狂いがない。そらよりも「うむ」と頷くのでありました。
パッケージは、これ。
中身がちょっとわかりにくいですね。お皿に載せてみましたよ。
どうでしょう。このふっくらとした感じ。実際、つまんでみると思いのほか柔らかさが残っていてビックリです。
パッケージの裏を見ると生産者さんの顔写真とコメントが載っています。ややニヤケすぎですが、きっとカメラマンに煽られたのでしょう。農業一筋の純粋な方とお見受けしました。
生産者さんは、まず有名な産地からのものであるとおっしゃっておいでです。
「ユーフラテス川上流のマラティアにて育ったアプリコット」って書いてあります。う~んと確か昔学校で習ったよね。四大文明発祥の地の一つ「チグリス・ユーフラテス川地域」。その「ゆーふらてす」なんですね。でも10秒待ってもそれ以上何のインスピレーションも湧いてこないので調べてみました。はい、わかりましたよ。「トルコ」です。ドライアプリコット(干しあんず)の生産ではなんと「世界のリーダー的地位」にあるというではないですか。なるほどこれは味に期待が持てますね。
トルコは、干しイチジク、ヘーゼルナッツ、スルタナ/レーズン、干しアンズの生産において世界のリーダー的地位を確立してきました。
そして「果実本来の味」を強調されていらっしゃいます。
「砂糖を使用していないため、果実本来の味わいが凝縮」「酸味が少なく、濃厚な甘さ」。さすが世界のリーダー産地の方。アピールポイントも明瞭・的確です。
では、実際のお味はどうでしょう。さっそくかじってみましたよ。
本当でした。そんなに酸っぱくない。むしろ干し柿のような甘さ。アプリコットの独特の花のような風味が口から鼻へと抜けていきます。砂糖を使っていないということだけど、なるほど本来持っている糖分がギュッと閉じ込めれた感じです。丁寧に手間暇かけて乾燥させ、お姫さまのように大切に商品として育てられたことがわかります。アクチャさん、グッジョブ!
成城石井のドライアプリコット。内容量170gで税抜790円でした。これがお高いのかお安いのか、すでにマヒしちゃっててわからないですが、この美味しさにとりあえず納得です。
グルメでも、シェフでもないくせに、レーズンの代わりに刻んでアプリコットパンなんかにしてもいいかも、と思っちゃったりしたそらよりでした。
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