洗濯機フィルターのお掃除にずっとモヤモヤしていました。突起のついたプラスチックの網目に繊維くずや髪の毛、紙くず、糸くずなどがこびりついて、なかなかうまく取り除けない。でも今日、バッチリきれいにできる方法を発見したのでシェアしますね。
いやあ、どうしてもっと早く思いつかなかったんだろう。
洗濯機のフィルターとは
洗濯機は衣類の汚れだけでなく、付着していたゴミも洗い流します。毛布やマットなどの表面についた繊維くず。ポケットの紙くず。それらがぜんぶまざった状態で排水されます。もしも何の処理も施さなかったら、いつかお家の排水パイプを詰まらせてしまうかもしれません。そんな困ったことが起こらないように、洗濯機にはフィルターが装着されています。
たとえばわが家のドラム式洗濯機では、フィルターにゴミがたまると操作パネルが点滅して教えてくれます。
フィルターのある場所は、洗濯機の下側です。
カバーをパカッと開けるとフィルターの取っ手が見えます。これを回転して引き抜くと…
おやおや、ひどい汚れ(お見苦しいのでモザイク処理!)です。左は排水が流れてくる表側。泡でゴミが隠れています。でも裏返すとたくさんこびりついているのがわかります。
ティッシュでは限界があった!
あなたはどうやってこのフィルターをお掃除していますか。
僕はこれまでティッシュでつまんでいました。
ティッシュで取り除く場合、フィルターの表側から指を入れなくてはなりません。しかしゴミをキャッチするために工夫された突起がじゃまをして、ゴミまでしっかり指が届かないんです。きれいにするためにはティッシュを折ったり、ヨリをつくったり、楊枝にくるんだりの細かい作業が必要で、それはそれは時間がかかりました。
上は以前に撮影した画像です。こんなティッシュの塊がいくつもできあがりました。
一度使い古しの歯ブラシでごっそり取れないかチャレンジしたことがありましたが、そもそも歯ブラシを差し込めるスペースがありませんでした。
キッチンの水切りとシャワーで一発解決
ティッシュで細かい作業をしていたとき、ふとゴミの付着した裏側からシャワーを吹きつけ、水流の力で吹き飛ばしたらどうだろうと思いつきました。網戸をお掃除するとき、ゴミのついているのは外側なので、まず内側からシャワーをかけます。この原理でいけば、洗濯機のフィルターのゴミも水の勢いで飛んでいくはずです。
しかし問題になるのが、その飛んだゴミです。フィルターからはがれるのはいいけど、洗面台やお風呂場の排水口にたまってしまっては何の意味もありません。
そこでピンときたのがキッチンの排水口で使用している不織布製の水切りフィルターでした。
ポイントは「不織布製」であること。目が詰まっているので細かいゴミも逃がしません。
あやまった使い方を発見
2017年12月6日追記
じつはこの記事を公開して数ヵ月後、あるアプリにそっくりな情報を発見してしまいました。しかしそのやり方はまちがっていて、それだけならまだしも実行すると相当コストパフォーマンスが悪くなるんです。つまりお金をソンする。
その方法というのはフィルターに不織布をかぶせて挿入するものです。
結果はこのとおり。
細かい汚れがたくさん付着しています。捨てるのもかんたん。不織布を取り外すだけですからね。
一見、とても便利なアイデアのようですが、じつはこれ大きな落とし穴があるんです。
通常、フィルターの操作パネルが点滅するのは短くても2ヵ月に一度ほどのペースです。しかしこの方法を試してみたところたった10日で点滅してしまいました。
それもそのはず本来流してしまってもよいゴミをキャッチしているのですからね。ゴミが早く溜まれば、当然センサーも早く反応してしまいます。
つまりかなり早いペースで不織布を消費することになるのです。
しかもその情報は「ニオイ」について言及していましたが、むしろその方法のほうがからだの脂分を蓄積し、ニオイのもとになりはしないでしょうか。
不織布は、こう使います。
正しい使い方はとってもシンプル
水切りのなかにゴミの溜まったフィルターとシャワーを差し込みます。ここで注意していただきたいのはフィルターの向き。かならずフィルターの裏側をシャワーの噴出口に向けてください。そう、網戸でたとえるなら部屋の内側にあたる面から水をかけるのです。
するとほら。30秒もかからないうちにゴミがほとんど取り除けました。
水で吹き飛ばされたゴミは水切りフィルターがしっかりキャッチしています。このままゴミ箱に捨ててもいいし、キッチンで再利用することもできます。
いかがですか。「ドラム式洗濯機フィルターの超かんたんお掃除術!」。今度フィルターが点滅したら、ぜひ一度お試しください。
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